年末年始のご挨拶と休業のお知らせ

*写真は15年前のものです。


弊社の年末年始の営業日についてご案内いたします。

年内の最終営業日12月29日(金)18:00まで

年始の営業開始日1月4日(木)9:00より


御挨拶

今年も残すところあとわずかとなりました。

2023年もお客様と各関係者の皆様には格別のご厚意を賜り心より感謝申し上げます。

 

今年も一年を振り返ると色んなことがありました。

歳を取るごとに一年一年が早くなっているような感覚になり、今年もあっという間でした。

 

良い事もたくさんありましたが、そうでない事も少しありました。

いつか来るであろう切り替わりの時期が2023年に来たのだと自分に言い聞かせながら仕事をさせていただいておりましたが、振り返ると時々涙が溢れそうになる時もあります。

 

 

16歳の時に「跡継ぎになりたい」と伝えてから約17年間ほぼ毎日一緒にいて、「技術は見て盗め」仕事は一切教えない、日曜休みが無いのは当たり前、3カ月連勤が年に2回くらいあるという超スパルタ教育のなか、僕なりに自由に学ばせていただきました。

 

そんななか唯一教えてもらったことと言えば宮古人のアララガマ精神ですかね。「何があっても負けちゃいかん」と88年間激動の時代を生き抜いてきた人だからこそ、その言葉には重みがありました。

 

 

私事ではありますが、祖父が亡くなった翌月に第三子が生まれました。

生涯現役の有言実行を成し遂げた尊敬の気持ちを込めて、オジイの名前から一文字いただき「榮零(えいりょう)」と名付けました。

 

どんなに辛いことがあっても零以下にはならない。また零から栄えていくようにと。

まわりの皆様にはオジイの生まれ変わりだね!と仰っていただく事もありますが、あんな頑固者には育ってほしくはないので「絶対違います!(笑)」と謎の抵抗をしています。

 

そんななか仕事としては、相変わらず毎日忙しくさせていただいており、お客様や関係者の皆様には本当に感謝してもしきれません。

 

まだまだ僕の仕事の進め方が悪く、お客様をお待たせしてしまったりご迷惑をお掛けしてしまうことが多く、実現したいけど出来なかったこともたくさんあり、反省の多い一年でもありました。

 

2024年は、宮古木工芸としても新たなスタートとなる年になります。2023年の反省をもとにもう一度根っこの方から見直して心機一転頑張りたいと思います。

 

まだまだ未熟な宮古木工芸ですが、来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い致します。

 

二代目代表 与義昌樹